このプログラムは、神奈川県内に拠点を持つ大学と神奈川経済同友会の会員企業・団体が協働し、産学連携による学生の人材育成を目的とした課題解決型研究コンペです。
企業が抱える経営課題に対して、学生チームが自主的・能動的に研究を行い、実践的で独創性のある解決策をまとめて研究レポートを制作します。企業や団体による審査を受け、優秀とされた研究レポートについては賞状と賞金の授与によりその栄誉が称えられます。
実社会の生きた課題に取り組むことで学生の問題解決能力の向上が期待されるとともに、ユニークで斬新な視点を取り入れた提案は企業にとっても事業のヒントとして活かせる好機となります。
学生の新鮮な視点から生まれるアイデアや解決策を取り入れることができます。
学生との連携を通じて、将来の優秀な人材を発見できます。
様々なバックグラウンドを持つ学生が参加することで、企業の知名度アップが期待できます。
実際の経営課題に取り組むことで、理論だけでなく実践的な経験を積むことができます。
現実の課題に対処することで、問題解決能力が向上し、将来のキャリアに役立ちます。
参加企業と交流を持つことで就職等でのミスマッチをなくすとともに、生きたビジネスの世界を知ることができます。
PBL手法を通じて実践的な学びを提供し、学生の実践力を向上させることができます。
企業との連携を通じて、大学の研究と現場のニーズを結びつけ、産学連携を強化できます。
学生が企業と協力することで、学内の活性化や企業が目指す方向性を確認することができます。
大学や企業の関係者の方々からお話をお聞きしました。
3月 | 参加する大学と企業が決定 |
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4月 | 大学から学生へプログラムの案内通知 |
取り組みたい企業の研究テーマに応募 | |
5月 | 研究テーマ選考後、正式決定 |
6月 | 企業からテーマ等に関する説明 |
7月7-9月 | 研究テーマのレポート作成 |
8月 | 研究テーマのレポート作成 |
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9月9月末 | |
大学へレポートを提出 | |
10月10-11月 | |
企業へプレゼンテーション | |
11月~11月中旬 | 審査結果通知 |
12月 | 表彰式 |
神奈川経済同友会の教育文化委員会では、2002年5月、当時の雇用情勢を背景に、企業・大学に対して、学生の職業や労働に対する意識と企業の求める人材とのギャップや、ミスマッチの解消のための諸施策を提言しました。
2003年1月末、神奈川大学、関東学院大学、東海大学、横浜国立大学、横浜市立大学の5大学との間で産学連携のあり方を検討するための「神奈川産学懇談会」を発足させ、その連携の一つの試みとして、学生の柔軟な発想・創造性を引き出すことを目的に、2004年に「第1回神奈川産学チャレンジプログラム」をスター卜させました。
その後、この事業はさらに発展・充実し、大きな広がりを見せて今日に至っております。